蒸し暑い日の「涼」

 

今日は雨は降らなそう

 

そう思うと、午前中から出かけたくなる

特に晴れ間が貴重なこの時期は

 

朝食後にいつものブレッドを2種類焼いて

洗濯物をベランダに干して

出かける準備をして・・・

と色々仕度をしていると、それだけでじとっとした空気を感じ

少し疲れてしまった

 

重くなってきたお腹を気遣いながら休み休み

 

ようやく家を出ると、少し日が差してきていた

 

 

 

ゆっくりと歩いている途中にふと思い立って

近くの神社に行くことにした

 

最近降りてきた「音」の報告と、あとは何となくお参り

 

私は全くの無宗教だが、神社の境内の落ち着いた雰囲気は好き

一歩足を踏み入れると、土の湿ったにおいが心地よい

大きな木がたくさんあり、風が涼しかった

 

普段はほとんど人がいない神社だが、お参りには先客がいた

若い男の人だった

丁寧にお辞儀をして、長い時間頭を下げ、お参りしていた

 

私はその少し後ろで待っていた

丁寧にお参りをしている人を待つのは、悪くなかった

 

そして、お参り

神社の神様に、というよりは神社という場所をお借りして

自分の中にあるものをより立体的にし、自分自身で受け止める

 

境内を出ると、やはり蒸し暑かった

 

 

 

こんな日の晩御飯は何にしよう

何か、さっぱりと食べられるものがいいな

 

これもふと思い立った

「冷汁」

 

作ったことはない

食べたことは、確か一度だけ

 

勘を頼りに作ってみる

昆布とかつおの出しをとり

ゴマをすり、しょうがと大葉をきざみ

きゅうり、なすは塩もみをし

豆腐、えのきも入れよう

 

お米より、今日は更科そばで食べたい気分

 

私も少しだけいただいた

想像通り、おいしかった

 

 

 

これから来る本格的な暑さを思いながら過ごした

そんな1日だった