早いもので、昨日9ヶ月目に入った。
お腹のこっこと過ごすのも、あと8週間。
胎動もさらに激しく、そして手や足、背中が分かるようになってきた。
手の部分がぽこっとした時に触れたりすると、
握手ができたような、なんとも言えない嬉しい気持ちになる。
相変わらず、体調はとても良い。
感情的にもずっと安定したまま過ごしてこれた。
自分の意思を超えたところで、
体と心に様々な変化が起こり続ける「妊娠」という状態。
何が起こるか分からず、何が起きてもおかしくない。
そのありのままの状況を受け入れられるよう、去年1年は体と心の準備をしてきた。
私は何か一つの物事に対して、プラスの面もマイナスの面も、
良い悪いではなく事実としてすべて知りたいタイプなので、色々な方面から情報収集をした。
特に、母体の変化について。
そこには、今まで体験したことのない「事実」がたくさんあった。
「不妊治療の末に念願の子どもを授かった喜び」
「つわりが本当に酷くて、この子さえいなければ、と思ってしまった」
「かなりの難産で、10年たってもトラウマが消えず苦しんでいる」
「感情の波が激しく、コントロールができない」
「体のマイナートラブルが多く、心まで滅入ってしまう」
読むのも辛い、そんなものも多々あったが、でも事実なのだ。
私は無責任に感情移入することはせず、
ある意味淡々とそれらを自分の中に取り入れていった。
たくさんの喜び、楽しみ、悲しみ、辛さ・・・を。
そして、ある段階までいった時に、すべて解放された。
ありのまま、すべてを受け入れよう
そこにたどり着いて、私の心は準備されたのだ。
起こりもしていないことを心配してもしょうがない。
何かあれば、その時にそれを受け入れるしかない。
そして、実際に妊娠して出てきた感情は
涙が出るくらい嬉しい、楽しみでしょうがない、というものだった。
不安や、変に心配してしまうことは一切なかった。
自分でも不思議なくらい。
その気持ちが今の体調にも反映しているのだと思う。
心と体は繋がっているから。
体の面でも、徹底的に向き合った。
学生時代から低血圧のめまい持ちで疲れやすく、何かと体調が優れなかった。
それでも体を酷使してしまい、寝込むこと多々あり。
最終的には自律神経のバランスが崩れ、本当に起き上がれなくなり、
挙句の果てにぜんそくまで発症してしまった。
何件も病院を回り、根本治療とされるカイロプラクティクにも通ったが、
その結果見えた答えは
「自分自身で改善していくしかない」
というものだった。
今の私の体をもっと向き合わなくては。
それから食事を見直し、経皮毒をできる限り排除、YOGA、デトックス・・・
それらを少しずつ生活に取り入れ、体を浄化していった。
そして、無理をしないこと。
「もっと元気になりたい」
そう思い続けてきた。
心と体のバランスがとれた、真の意味での「元気」
そして今、良い方向に向かっているのを感じることができる。
だから、心からありがたいと思う。
体と共存するというのは、こういうことだったのだ。
「妊娠」は未知の世界。
不安、心配ごとはあって当たり前。
だから、不安を口にする気持ちも良く分かる。
妊娠前の私がそうだったように。
でも妊娠してから色々な心配ごとがでてくると、
リアルタイムでどんどん心配になってしまうのではないか、
そんな気がする。
だから、そんな時は誰かに話すことでアウトプットして、
その気持ちと向き合い、受け入れ、超えていけばいい、と思う。
人にはそれぞれ、受容・超越していく時期がある。
私の場合は、妊娠する前にその気持ちをクリアにすることができて
良かったと思っている。
こうして、心も体も安定したマタニティーライフを送れていることに
改めて感謝、なのである。
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