人生を最高に旅せよ!

「自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ」
(超訳ニーチェの言葉 より)

 

ちょうど1週間ほど前、この言葉が目の前に現れたのを皮切りに、
続々と力強いエネルギーが流れ込んで来るここ数日であった。久しぶりに。


14日月曜日。
滅多にテレビは見ないのだが、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
デザイナー石岡瑛子を放送すると知り、22時、TVの前へ。

 

数々の映画や舞台、そして北京オリンピックの衣装を手がけたデザイナー。

現在70歳となった彼女を観た感想、それは、
「かっこいい・・・」

 

内面から湧き出てくる力を感じさせる凛とした立ち姿、目力、話し方。
仕事に対する姿勢も、素晴らしかった。

 

誰にもまねできない(oroginal)、
革命的(revolitionary)、
そして時代を超える(timeless)

 

この3つの言葉をマントラのように唱えながらデザインしているという。
今までにない何かを生み出すというのは、とてつもない労力を要する。
そして、それをやり続けていくことは、尋常ではない。

が、進んでいくのである。道なき道を。

 


15日火曜日。
高校の同級生より、恩師の訃報の知らせを受ける。
私が通っていた音楽コースの先生で、在学中の3年間、ずっとお世話になった。

 

とても前向きで、明るく独特の口調でお話するのが印象深かった。
卒業してからも、「ドラムを習い始めました」「大学院に通っています」など
毎年の年賀状には何か新しく始めたことが書いてあり、
さすが先生、と思いながら、常にチャレンジをされていることに良い刺激を受けていた。

 

その年賀状もここ数年はご無沙汰していた。

 

先生のブログがあると知り、アクセスしてみると・・・
そこにはご自身の闘病の記録、教師を退職して立ち上げたミュージックセラピーのこと、
日々の生活のことなど、様々な分野においてたくさんの文章が残されていた。

 

そこには、先生がそのままいらっしゃるようだった。

 

まだ全てを読んではいないが、特に闘病の記録の中には、自分自身を見つめ続けた様子が
刻銘に書かれている。
衝撃だった。

 

どうしたらあのような強い精神力を養うことができるのか。

 

18日の葬儀で、先生とお会いしてきた。高校卒業以来だった。
ずっと、ご自身の信じた道を歩き続けた先生のお顔を見て、
何か覚悟というか、新しい力のようなものが私の中に生まれたのを感じた。
1歳5ヶ月の娘を抱きながら。

 

 

 


「自分を常に切り開いていく姿勢を持つ」

 

そうか、それでいいんだ。
いくつかの印象的な出来事と、この言葉に出会った時、
ここ最近何だかもやもやしていたものが、すっとクリアになった気がした。

 

自分を常に切り開いていく----とても労力がいること。
でも、特に才能もなく器用でもない私は、労力を費やし、努力しながら生きていくしかないのだ。

 

そうと分かれば覚悟は決まる。

 

少しずつでいい。
自分のやりたいことをカタチにしていこう。

 

楽しみながら。